【HIDEYA HOUSE EXPERIENCE FOR MOODYS】韓国會

【HIDEYA HOUSE EXPERIENCE FOR MOODYS】韓国會

韓国の歴史と季節を感じる

HIDEYA HOUSEのメンバーシップ ”HIDEYA MOOD” にて開催をいたしました韓国會『SEUOL’S SOUL』第一回。

日本と韓国の由緒正しき歴史をなぞらえ、文化継承に取り組む『Tonin Gallery』と、韓国の歴史を重んじて今世に残していくべく韓国財閥の女史達が立ち上げたアルンジギ財団が所有する食を現代に残し、新鋭の職人たちが作る器を用いいたレストラン『ONJIUM』という特別な2つの場所とHIDEYA HOUSEが融合。

世界中で起っているめまぐるしい環境変化、変容のなかの、すっとそこにひとすじ現れる普遍をとらまえる。 その作業を実現するべく今回初めて日本を飛び出し、国外で実施いたしましたこと、ご参加くださったおひとりおひとりの新たな体験になっていれば幸いです。

もののあはれを知る心。
HIDEYA HOUSEというメゾンの芯に根付く大切な思想のひとつであります。

この先も、ひとつづつ丁寧に慎重に、季節や歴史を紐解き発見し未来に繋げる思考を育む活動をHIDEYA HOUSEのフィルターを通じて文字に残していければと思っております。

『Tonin Gallery』

梨泰院 GRAND HYATT ホテルのそばに佇む、日本の瓦を外壁に使用した漆黒のギャラリーは韓国の歴史、西洋の風、そして日本の文化が美しいハーモニーを奏でる貴重な空間です。

香道、茶道、料理とさまざまなアプローチから、文化を学び理解し取り入れ、そして受け継いで行くこと。 MASAKI 先生の思想と美学と教養により披露されるこのTonin Galleryでは器・骨董のコレクションもまた、時代を超えて美しさを追求する一つの “道” を尺示してくださる貴重な存在でした。

そんな貴重な美と伝統を纏う場所でワークショップを開催。
ワークショップでは MASAKI 先生が心を手向ける大変貴重な器のコレクションを使わせていただき、現地市場で調達した韓国の旬野菜のお料理と共にお楽しみいただきました。

『ONJIUM』

「一口で歴史を噛み締める」をコンセプトにアルンジギ財団(= 伝統を継承することを目的に韓国の財閥が結集して立ち上げられた財団)が運営する ONJIUM は、韓国の風土と歴史、そして文化を「料理で旅する」至福の時間を体験できる特別な場所。アジアのベストレストラン 50、2023年23位、2020年30位、2021年86位。ミシュランの星店でもあります。

寸分の乱れなく整列し、ゲストを迎える器たち。そして細部まで美しく盛り付けられたお料理の数々。シェフたちの芸術的な技術と情熱が織りなす料理は、韓国の食材の真髄を引き出し、独自のアプローチと融合させます。一口噛みしめるたびに、韓国の食材の深い風味と調理の緻密さが心に響き渡り、五感を満たし、とても感慨深い。

シェフ/フロアスタッフ共に、全ての所作に無駄がなく的確でスムースでいて、かつあたたかな笑顔で行われるサービスを提供して下さいます。ここでのひと時は、空気までもが優雅に舞い、心と心が交わる贅沢な調べとなりました。 大変心地のよい空間のもと、ONJIUM という機関が賞される理由がそこには全て詰まっていました。

『ONJIUM』の名声と評判はその存在感を一層際立たせます。ミシュランの星が輝くことで、世界中から注目と憧れの視線が注がれ、その名声は、さらなる予約の競争を生み出し、限られた時と空間を更に貴重なものとして認識させます。