『白と金』
hideyaが目指す、息をのむほどに美しい世界。
各地に自ら赴き、価値観を共有する作り手と対話し創るプロジェクト。
龍門司焼と共に作り上げた器たち
この「白」は、鹿児島が産んだ力強い土着の色が映る黄乳白色。
今では貴重な存在となった、『登り窯』でこそ現せる、優しく、力強く、澄んだ特別な質感です。素朴ながらも優美な風合いのあるこの器にHIDEYA HOUSEのアトリエで金線を施しました。お手に取り、是非柔らかな食卓へお誘い下さい。
龍門司焼で焼成するうつわは、江戸時代と変わらず登り窯での窯焚き年2回のみ。窯焚きをする3日間は陶工が夜通し交代で薪をくべ焼きます。内窯の温度を1250度まで上げて仕上げていきます。これだけの労働力をかけているからこそ、人の心に響く訴えるものが作られているのです。
ー龍門司焼
姶良市加治木町にあり、330年にわたる「黒薩摩」の伝統を継ぐ窯元。長い歴史の中で、陶工たちが研鑽を重ね生み出し、さまざまな技法を駆使しています。また、粘土や釉薬などに地元のものを使い、ひとつひとつ手作業で仕上げています。